群馬の児童たちから女川小に絵手紙 交流5年、復興支援が縁
女川小3年生32人の元に、東日本大震災の復興支援が縁で交流が続く群馬県玉村町の上陽小3年生から絵手紙が届いた。
絵手紙は玉村町の絵手紙サークル「一歩の会」の指導で、児童51人が描き上げた。雪だるまや女川町の公認キャラクター「シーパルちゃん」の他、疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」などが描かれている。
女川小で絵手紙が配られた9日の授業では、インターネットで玉村町や上陽小の場所を検索し、黒板に画面を表示。絵手紙と一緒に送られてきた玉村町に関するリーフレットを見て名所を調べ、上陽小のホームページで学校生活の様子も閲覧した。
担任教諭が一人一人に絵手紙を配ると、児童たちは丁寧に描かれた絵やメッセージをうれしそうに眺めたり、近くの席で見せ合ったりして喜んだ。紺野六花さん(9)は「みんな絵が上手。私たちのことを思って描いてくれてとてもうれしい」と話した。
上陽小からの絵手紙は、震災後に玉村町職員が女川町に派遣されたことをきっかけに2016年から毎年届けられている。