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石巻市社協フードバンク事業に賛同 NTTデータスマートソーシング、継続的に食品提供

フードバンク事業に協力し、回収ボックスに社員から集めた食品を入れるNTTデータスマートソーシングの関係者=17日

 生活に困窮する人たちの自立を後押ししようと、企業や家庭から食品の提供を受け付け、食品を一時的に提供する活動を展開する石巻市社会福祉協議会のフードバンク事業に、NTTデータスマートソーシング(石巻市立町)が賛同し、定期的な食品の提供に乗り出した。

 石巻市はSDGs(持続可能な開発目標)を推進しており、地元企業として協力する取り組みを巡り社員からの意見もあり社内で協議。余剰食品の継続的な提供により食品ロス削減と地域貢献につながるとして、毎月1回程度社員から集めた食品を市社協に提供することに決めた。

 同社からの食品提供はこれまでに11月19日と12月17日の2回あった。カレーなどのレトルトやカップ麺、缶詰、お菓子、調味料など多彩。石巻市開成にも事務所があり、社員は合わせて約200人。同社BPO事業本部石巻業務部の堂内宣克課長は「地元に根差した企業として、継続して市社協の取り組みを支えていきたい」と語る。

 会社ぐるみの地域貢献に市社協の遠藤正之事務局次長は感謝し「支え合う社会づくりの輪が広がってほしい。生活に困っている人の自立に向けた一助として、企業や市民の協力をお願いしたい」と話した。

 市社協は市ささえあいセンター3階にある事務所わきに食品の回収ボックスを備えたコーナーを設けている。連絡先は市社協地域福祉課0225(96)5290。

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