2022年 宮城の選挙(2)美里、利府、山元、亘理町長選

 宮城県内で2022年に実施される自治体選挙のうち、町長選は年内に任期満了を迎える6町と、来年1月任期満了で年内に町長選が行われる見通しの丸森町を含め計7町で予定され、人口減少や少子高齢化を踏まえたまちづくりが争点になる。議員選は大崎、気仙沼両市が市長選、美里、七ケ宿両町でも町長選とのダブル選挙。石巻市でも議員選がある。

美里町長選(1月18日告示、23日投開票)

 2期目の現職相沢清一氏(69)は昨年11月の記者会見で「人が集まるにぎやかな町づくりを進めたい」と述べ、3選を目指し立候補する意向を表明した。現時点で出馬の意思を明らかにしているのは相沢氏のみ。

 相沢氏は14年に初当選し、18年に再選された。対立候補が出なければ、3回連続の無投票となる。

 中学校統合にめどを付け、1期目から重点公約に掲げてきた町産業活性化拠点施設の整備構想の再始動を図る。東北電力女川原発(女川町、石巻市)の再稼働には反対で、実効性のある避難計画を関係機関に求める。

利府町長選(2月1日告示、6日投開票)

 1期目の現職熊谷大氏(46)が昨年12月に再選を目指し立候補すると表明した。「市制移行という大目標を実現したいという強い思いがある」と意欲を示す。

 対立候補擁立の動きは表面化していない。熊谷氏は18年に町制施行以来最多の新人4人による選挙戦を制し、初当選した。無投票になれば06年以来16年ぶり。

 熊谷氏が力を入れる市制施行の是非や、町文化交流センター「リフノス」の第2期事業の整備、公共交通の充実、団地住民の高齢化などが重要課題となる。

山元町長選(4月12日告示、17日投開票)

 3期目の現職斎藤俊夫氏(72)の動向が注目される。昨年の町議会12月定例会では「(判断の)時期を含めて何も申し上げる段階ではない」と述べ、態度を明確にしなかった。

 斎藤氏は10年に初当選。14年は194票差で再選、前回18年は新人に圧勝して3選された。東日本大震災で進んだ人口減少と高齢化を受け、移住定住策や交流人口の増加に力を入れる。

 町政運営を巡っては町議会で評価が二分しており、多選や高齢を懸念する町民の声もある。反町長派の町議らが候補者擁立を模索するとみられる。

亘理町長選(5月27日任期満了)

 現職で1期目の山田周伸氏(58)は昨年の町議会12月定例会で「目の前の課題に取り組んでおり、考えを巡らす状況にない」と述べるにとどめたが、再選出馬が確実視されている。

 民間出身で祖父もかつて町長を務めた山田氏は18年、新人対決を制し初当選。東日本大震災の復興事業を完遂し、JR亘理駅東口開設事業や官民連携の推進に取り組んできた。

 対立候補擁立に向けた表立った動きは出ていない。

2022年に県内で実施される首長選、議員選

《 》は任期満了日。来年1月13日任期満了の丸森町長選も年内に行われる見通し。
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