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決意新たに二十歳の門出 トップ切り桃生で成人式 石巻

恩師からの祝福の言葉に笑顔を見せる新成人たち

 石巻市桃生地区の成人式が5日、桃生公民館で開かれた。晴れ着やスーツ姿の新成人たちは新型コロナウイルス感染防止でマスクも着けて参加し、大人としての一歩を踏み出した。

 新成人60人が出席した。斎藤正美市長は式辞で「次代の担い手、未来を託された若者として各方面で大きく羽ばたくことを期待している」と呼び掛けた。

 新成人を代表し、県職員の佐藤勇大さん(20)と専門学校生の高橋杏さん(20)が誓いの言葉を述べた。岩手大2年の佐藤滋紀さん(20)は「恩師とともに仕事ができることを夢見て精進している」、筑波大2年の佐藤愛音さん(20)は「社会に貢献できるような知識や能力を身に付けるため進んでいる」とそれぞれ新成人のメッセージを発表した。

 中学時代の恩師からのお祝いの言葉や思い出の写真の上映もあった。実行委員長を務めた東北学院大2年の高橋京太さん(20)は「東日本大震災の経験から消防士を目指している。将来は地元に戻って貢献したい」と話した。

 桃生地区は正月に帰省した新成人が参加しやすいよう毎年1月5日に成人式を開いている。市内の他地区は9日に開催する。

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