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<東北の本棚>生きる意味と幸せ問う

明日、世界がこのままだったら 行成 薫 著

 目が覚めると、そこは生と死の「狭間(はさま)の世界」だった-。死を迎えるはずだったサチとワタルは、迷い込んだ2人だけしかいない異空間で、残酷とも言える究極の選択を迫られる。仙台市出身の著者が紡ぐ長編小説は、生きることの意味、幸せとは何かを問い掛ける。

 サチ

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