河北抄(1/19):「ごめんなさい。私じゃダメだった」。児童…

 「ごめんなさい。私じゃダメだった」。児童精神科医らが問題を抱える親子と向き合う漫画『リエゾン こどものこころ診療所』。脳卒中を患った母の世話をしながら小学校に通う少女が、遅刻や欠席が増え、泣きながら本心を吐き出す。

 ヤングケアラー。家族のケアを日常的に担う18歳未満の子どもを指す。国の調査で、中学と高校の2年生ではクラスに1人以上いる可能性があることが判明。社会問題として注目されつつある。

 仙台市も小学5年、中学2年、高校2年の計約1万7900人を対象に実態調査を実施。結果は本年度中にまとまる。

 「誰にも助けられず、自分のやりたいことを諦める子がいる日本の状況は、変えていかなければならない」。日本看護協会出版会発行の『ヤングケアラーを支える』に収められた経験者の声は重い。

 『リエゾン』ではスクールカウンセラーが少女の手を握り、「自由に夢を見てもいい。だってあなたはまだ子どもなのよ」と語り掛ける。政府が2023年度の創設を目指す「こども家庭庁」。子どもの夢を守る責任を負う。

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