萬画館で２企画展　石ノ森氏生誕84周年イベント、姫川明原画展　あすから

　石ノ森萬画館（石巻市中瀬）は２２日から、故石ノ森章太郎氏（１９３８～９８年）の生誕８４周年を記念したイベントと、第８４回特別企画展「姫川明原画展－マンガ『ゼルダの伝説』をふりかえる－」を同館で開く。連絡先は萬画館０２２５（９６）５０５５。

石ノ森氏生誕８４周年イベント

＜検定やアニメ上映＞

　生誕８４周年記念イベントは３０日まで開催する。石ノ森氏にまつわるクイズに答えると認定証がもらえる「石ノ森検定２０２２」（先着制、平日５０人、土日２００人）を実施するほか、故郷の登米市を紹介するパネルを展示する。

　土日限定で、普段は石ノ森章太郎ふるさと記念館（登米市）で公開されているアニメ「小川のメダカ」を上映するほか、３階展望喫茶「カフェＢＬＵＥ　ＺＯＮＥ」では限定メニューを用意。登米市の名物「はっと汁」が味わえる御膳が提供される。料金は８４０円。

　２２、２３の両日は１階交流コーナーで、萬画館スタッフがプラモデルを一段上のクオリティーに仕上げる技を教える「親子で創ろう！仮面ライダープラモデル入門編」を開く。参加費１１００円で、午前１０～１１時、小学生以下とその保護者が対象。各日４組程度で予約が必要。

姫川明原画展

＜原画やイラスト２００点＞

　「姫川明原画展－マンガ『ゼルダの伝説』をふりかえる－」は２階企画展示室で４月１０日まで開催する。

　姫川明は本田Ａと長野Ｓによる２人組のマンガ家。１９９１年に少年サンデーの「コミックグランプリ」で準グランプリを受賞してデビューした。

　９９年６月に小学館の学年誌でマンガ「ゼルダの伝説　時のオカリナ」の連載がスタートしてから現在に至るまで、任天堂ゲーム「ゼルダの伝説」のコミカライズ作品を描き続けている。会場では、ゼルダシリーズのマンガ原画やカラーイラストなど約２００点を展示する。

　連動企画もあり、米国任天堂が発行していた「ＮＩＮＴＥＮＤＯ　ＰＯＷＥＲ」で連載された、石ノ森章太郎版のマンガ「ゼルダの伝説」の原画を展示。

　期間中はクリアファイルやポストカードなどのグッズを販売。スマートフォンアプリ「Ｍｙ　Ｎｉｎｔｅｎｄｏ」でＧＰＳチェックインすると、原画展キービジュアルのステッカーを進呈する。期間中１回のみで、なくなり次第終了。

　開館は午前９時～午後５時（３月以降は午後６時閉館）。休館日は２５日、２月１、８、１５、２２日、３月１５日。