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復興の歩み、都民に発信 写真家らが「石巻展」 東京・来月6日まで

震災からの石巻の歩みを紹介する写真展

 東京都の町田市フォトサロンで「写真展石巻」が開かれている。東日本大震災から10年が過ぎた石巻の多くの場所を知ってもらおうと企画した。2月6日まで。

 石巻市出身で川崎市在住の写真愛好家青沼義信さん、震災前から石巻を撮影している写真家竹内敏恭さん、石巻市羽黒町1丁目で池田写真材料店を営む池田進さん、石巻工高と石巻好文館高の写真部員の作品計約70点を展示している。

 多くの建物が流された被災直後と再建が進む現状を見比べることができる。青沼さんが所属するNPOが町田市で集めた義援金を石巻市内の小学校に届ける途中で撮影した作品も。

 写真展は2011年8月、16年1月に続いて3回目で、石巻の「定点観測」の場にもなっている。フォトサロンの担当者は「写真展を通じて石巻をはじめ震災で被害を受けた人々と地域について知るきっかけになれば」と語る。

 入館無料。開館時間は午前9時半~午後4時半。火曜日休館。連絡先は町田市フォトサロン042(736)8281。

企画展「写真展 石巻」 | 町田市フォトサロン