MF28 名倉巧 変幻自在のドリブル<ベガルタ新戦力>

 J2を中心に通算77試合出場12得点のドリブラーが、攻撃に変化を加える。相手の懐に入り込み、逆を突いてするりと前に出る滑らかなドリブルは、繊細なタッチが生命線。常に芝の状態の確認を怠らない。

 168センチと小柄ながら、秀逸なボディーコントロールがプレーを支える。相手に当たり負けしない強さは、東京・国学院久我山高時代に身に付けた。「相手の力をどう逃がすかを常に意識している」。足の入れ方やぶつかるときの姿勢を工夫することで、大柄な相手を吹き飛ばすこともある。

 2017年、専大入学と同時に当時J3の琉球に入団した。プロ選手と学生の二足のわらじを履き、プロでやりたいという気持ちが強くなった。「学生を経験したからこそ、プロでやっていく厳しさ、サッカー選手として生きていく覚悟ができた」と語る。1年後、学生の身分を捨て、J1だった長崎に移籍した。

 長崎3年目の20年に出場機会をつかみ、めきめきと成長した。当時コーチだった原崎監督の思いに応えるため、仙台への期限付き移籍を決断し、前線での活躍を期す。「仙台のために力を出し切る」と言葉に力を込める。
(射浜大輔)

[なぐら・たくみ]168センチ、61キロ。国学院久我山高2年のときに全国選手権大会で準優勝し、優秀選手に選ばれた。エアギター世界選手権で優勝したタレント名倉七海さんを姉に持ち、ユアスタ仙台に招く日を心待ちにしている。東京都出身。23歳。背番号28。

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