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風力発電所建設予定地にイヌワシ 愛鳥団体、石巻市長に要望書

斎藤市長(左)に要望書を手渡す三浦会長

 石巻市と女川町にまたがる山林でHSE(茨城県日立市、前・日立サステナブルエナジー)とオリックス(東京)が進める風力発電所建設計画に関し、市民団体の会員らが20日、事業者に市有地を譲渡しないことなどを求める要望書を斎藤正美市長に手渡した。

 南三陸ワシタカ研究会の三浦孝夫会長(南三陸町)ら3人が石巻市役所を訪れた。三浦会長によると会員が昨年9月、建設予定地の石巻市京ケ森付近で雄のイヌワシ1羽を確認。建設計画をこのまま進めれば将来的にイヌワシの住み着く場所が奪われる可能性があるという。

 斎藤市長は「市有地の譲渡などまだ何も決まっていない。事業見通しも立っていないと聞いており、推移を見守りたい」と述べるにとどめた。

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