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石巻地方44人感染 石巻赤十字病院、診療の一部制限へ

 県は28日、県内(仙台市を除く)で新たに石巻市の27人と東松島市の16人、女川町の1人を含む224人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両市以外は利府町、富谷市各24人、気仙沼市23人、大崎市20人、白石市14人など。石巻市の感染者は累計で882人、東松島市は259人、女川町25人。

 新規感染者の内訳は男性121人、女性103人。年代別では10代64人、10歳未満40人、20代29人、30代25人、40代23人など。28日午後1時時点で県内の療養者は2635人。内訳は入院94人、宿泊療養960人、自宅療養943人など。確保病床(510床)の使用率は18.4%。即日受け入れ可能病床(201床)の使用率は46.8%。

<新たな休校、学級閉鎖も>

 東松島市教委は28日、矢本東小の児童の新たな感染が確認され、同校の臨時休校と併設する放課後児童クラブの臨時休業を31日まで延長すると発表した。

 クラスターが発生している矢本一中については、濃厚接触者が確認された学級を31日、学級閉鎖とする。

 石巻市教委は27日、石巻中の生徒が新型コロナウイルスに感染したと発表した。28日から30日まで臨時休校とした。

<石巻赤十字病院、31日から診療体制変更>

 新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の急拡大を受け、石巻赤十字病院は28日、31日から診療体制を変更し、緊急以外の予定入院、手術を約2割制限すると発表した。

 新型コロナの影響で職員の自宅待機が増え、診療体制に支障を来す状態となっていることから、診療体制の変更を決めた。期間は2月28日までを見込む。ただし、がんや生命に関わる病気については、これまで通り優先的に対応する。

 同病院によると、オミクロンの市中感染が石巻地方でも広がり、職員の同居家族が濃厚接触者や接触者になり陰性が出るまで自宅待機となったり、保育施設の休園や学校の臨時休校で出勤できなくなったりする職員が増えている。自宅待機の職員は27日時点で約20人。

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