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餅つきに笑顔広がる 障害者就労支援で交流会 石巻

昔ながらの餅つきを楽しむ参加者

 障害福祉サービス事業所就労支援「カレッジぴゅあ・さぽーと」の「企業×福祉交流餅つき大会」が1月29日、石巻市開成の同所であった。

 「一般就労を目標に頑張っている施設利用者に伝統行事の場を設け、笑顔で元気にしたい」(木村恵美子管理者)との思いから、賛同する企業の協力を得て初めて企画した。利用者や企業から親子連れなど約20人が参加した。

 利用者は、きねと臼を使った昔ながらの餅つきに挑戦。あちこちで笑顔が広がった。出来たてのもちは早速、あんこやきなこ、雑煮にして振る舞われ、和やかな雰囲気に包まれた。

 きねと臼は、千葉工務店(東松島市)が用意。もち米のミヤコガネ90キロはフードバンクいしのまき(石巻市)が提供した。利用者が週1回働くよつばファーム(東松島市)の関係者も同席した。

 新型コロナウイルス対策として参加者は消毒や検温に加え、抗原検査も実施して万全の態勢で臨んだ。木村管理者は企業の協力と支援に感謝しながら利用者の笑顔に満足の様子。「来年以降も続けたい」と話した。

 ぴゅあ・さぽーとは石巻地方の10~50代の男女12人が利用。就労に必要な知識や技能を高める場を提供し、社会自立を後押ししている。

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