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介護ロボット初導入、職員の負担を軽減 東松島・ひまわりデイサービスセンター

簡単なリモコン操作で車いすから介護ロボットへの移乗もスムーズに

 東松島市赤井八反谷地の医療法人社団健育会「ひまわりデイサービスセンター」で、利用者の介助作業に介護ロボットを活用している。介護ロボの導入は石巻地方では初めて。センターは「介護職員の負担軽減や腰痛予防につながる」と語り、希望者の見学に積極的に対応する方針だ。

 国は高齢者施設の介護人材不足を補うため、介護ロボットの購入費を補助する形で導入を後押しする。

 センターは重度の要介護状態の高齢者や身体障害者を積極的に受け入れる。15人の介護職員の負担は大きく、慢性的な腰痛を抱える人もいる。通所施設は国の補助対象外だが、センターは職員の負担軽減を最優先に導入することを決めた。

 購入費は約100万円。バッテリー充電式で、100キロの体重の人にも対応できる。簡単なリモコン操作で、体を預ければ優しく抱え上げる。

 昨年4月からトイレやベッドに横にならせる時などに活用。1日平均20回使用している。体格差にかかわらず介助が常に一定となり、利用者の安心感も増した。職員はトイレの2人介助がなくなり、大変楽になったという。

 阿部朗所長(44)は「介護職員の負担が軽減され、利用者も安心してケアを受けられる。腰痛による離職を防ぐ狙いもある。石巻地方で先駆けて導入した施設として地域に広め、介護の現場を守る輪を広げていきたい」と話している。連絡先は0225(83)1860。

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