環境美化教育優良校表彰 矢本西小が協会長賞 地域と連携し清掃活動
東松島市矢本西小(児童320人)が第22回環境美化教育優良校等表彰(公益社団法人食品容器環境美化協会主催、文部科学省など後援)で、優良校協会会長賞に輝いた。最優秀校、優秀校に次ぐ栄誉で、地域社会と連携し継続して環境美化に取り組む学校として県内を代表して選ばれた。
校長室で1日にあった表彰伝達式では、美化協会宮城地方連絡会議(仙台市)の奥野陽介主宰幹事が「地域と連携しながら清掃活動に頑張った皆さんをたたえたい」とあいさつ。活動の中心的役割を果たした環境委員会の奥田穂乃香副委員長と鹿野真央書記(ともに6年)に表彰状と副賞を手渡した。
間もなく卒業する2人は「活動が認められて、とてもうれしい。これからも西小の良き伝統として後輩たちにも頑張ってほしい」と話した。
式後、2人のほかに環境委員会の6年生も一緒になって記念撮影に参加。受賞の喜びを分かち合った。
矢本西小は「自分たちの住む地域をきれいにしよう」と、2012年に「ピカピカ大作戦」をスタート。20年から住民や保護者と共に公園や集会所、JR矢本駅、通学路を清掃し、環境美化に尽力している。
年3回の活動を続ける中で、通学途中のポイ捨てごみを自主的に回収する児童も見られるなど意識が向上している。酒井勝則校長はリモート朝会の中で、「まちをきれいにする活動が県代表として表彰されることは素晴らしいことです。これからも続けていきましょう」と、各教室にいる児童に語り掛けた。
表彰は独創的な環境美化教育に取り組み、地域社会と連携しながら「公共の場所の美化」「飲料空き容器等リサイクル」を実践する小中学校を選出している。
本年度は推薦があった35の都道府県から最優秀校4校、優秀校6校、優良校25校が対象となった。