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女川町議会 公共施設の命名権導入へ

 女川町議会3月定例会は2日、一般質問を続行した。町は新年度、町内の公共施設について命名権(ネーミングライツ)を導入する方針を示した。町事業としては初めて。

 愛称を付けることで施設の付加価値や魅力を向上させたい考えで、4月1日に実施要項を施行する。女川スタジアム公園などを候補に対象施設の選定を進め、命名権の付与期間や命名権料などを定めた募集要項を固める。

 町総務課は「新たな財源の確保につながり、町の魅力度アップのセールスになる。今後具体的な作業を進め、積極的に取り組んでいきたい」と述べた。

 町は、2019年度以降のふるさと納税の寄付額などを説明した。19年度は337件で1385万3000円、20年度は536件で1605万6500円、21年度は2月15日時点で957件、1684万8000円だった。

 他自治体を例に返礼品の内容や金額について改善の必要性を問われ、須田善明町長は「ふるさと納税の本旨を大事にしつつ、アイデアや工夫についてもっと考えていかないといけない」と話した。

 一般質問は佐藤誠一、鈴木公義の2氏が登壇。2021年度一般会計補正予算など14議案を原案通り可決した。

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