孤立解消に　山形・高畠町の健康サークル、石巻市社協へ寄付

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　山形県高畠町で健康体操の普及に取り組む市民団体「健康ラボらんらん」（内山弘子代表）が３日、石巻市社会福祉協議会に２万３２６円を寄付した。内山代表らメンバーが石巻市穀町の市社協を訪れ、久保智光常務理事に手渡した。

　日本笑いヨガ協会（東京都千代田区）の「笑いヨガティーチャー」の資格を持つ内山代表（３６）は、東日本大震災の復興支援として２０２０年２月、市社協が開いた研修会で講師を務めた。新型コロナウイルス感染が拡大する前で２００人が参加。「石巻の人の温かさ、前を向く力に反対に元気をもらった」と振り返る。

　コロナの流行で直接交流することは難しいが、支援したいと考えて募金活動を企画。昨年３月から約１年間、山形県内で開いた講座で募金箱を設けたり、動画投稿サイト「ユーチューブ」に開設したチャンネルの出演者らに呼び掛けたりして募った。

　久保常務理事は「孤立や孤独の解消にもつながる趣味の集まりなど福祉事業に充てたい。コロナが落ち着いたら以前のような研修会にも参加してほしい」と感謝。内山代表は「石巻の人が元気になるよう役立ててもらえたら」と話した。