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副市長、当面は1人体制 東松島市

 東松島市の渥美巌市長は15日の定例会見で、今月末で任期満了となる加藤慶太副市長(63)を再任する人事案が市議会2月定例会で不同意となった件について、「非常に残念な結果」と語り、当面は副市長1人体制としながら今後の体制を検討する方針を示した。

 渥美市長は、8日の市議会本会議の起立採決で、賛成7、反対10だった結果に触れ「(加藤氏の再提案は)事情が変わらない限り難しい。新たな人事案を4月以降すぐに出すことはない」と説明。「東日本大震災後の過渡期で2人体制が望ましいが、県や国からの人材確保は時間がたたないと難しいだろう」と述べた。

 市の第三セクター奥松島公社の社長は加藤氏が就いている。奥松島公社と市観光物産協会が統合して4月1日に発足する「東松島観光物産公社」について、渥美市長は、新社長に小山修副市長が就く見込みであることも明らかにした。

 4月1日発令の職員定期人事異動のうち、1月に内示していた部課長級は、副市長2人体制を前提とした配置だったため、見直した上で24日に改めて発表する。中規模の異動を見込むという。

 会見では、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種状況について、対象者3万3399人のうち42・7%(14日時点)が終えたと報告した。12~17歳への3回目は、国の接種方針が固まったため、4月に開始できるよう準備していることも説明した。

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