移動スーパーで地域貢献 「とくし丸」2号車、発進 石巻・蛇田

販売パートナーとして2号車を運行する太田さん。約400品目を積み込み蛇田地区を回る

 イトーヨーカドー・サンエー石巻あけぼの店(石巻市あけぼの1丁目)は1日、移動スーパー「とくし丸」2号車の運行を始めた。個人事業主の太田隆代さん(66)=同市蛇田=に「販売パートナー」として運行を委託。石巻市蛇田地区を中心に回り、高齢者や体が不自由な買い物弱者に、対面販売で商品と「買い物の楽しさ」を届ける。

 丸井戸や向陽町、わかばなど蛇田地区を巡回する。軽トラックの荷台に生鮮食品や総菜、日用品など約400品目、1200点を積み込み、申し込みのあった世帯を1軒ずつ訪問。顧客の好みや要望に合わせた品ぞろえを心掛ける。

 太田さんは「助かるという声をたくさんもらっている。地域貢献ができる、素晴らしい仕事に就かせてもらった」といきいき話す。

 太田さんは、同店を運営するサンエーの元従業員。とくし丸事業を知り、地域に恩返ししたいと個人事業主として携わることを決めた。半年間研修を積み、需要調査のため約5000世帯を訪問。すると、スーパーやコンビニが多くある地元の蛇田地区でも、買い物に困っているという声を多く聞いた。

 太田さんは「体が不自由で100メートル先のスーパーに行けないという人もいた。お困りの方に、誠実に、寄り添って務めていきたい」と意欲を燃やす。

 同店は全国で移動スーパー事業を展開する「とくし丸」(徳島市)と提携し、2021年3月に1号車の運行を開始。水押や開北、駅前北通りなど120世帯ほどを巡回しており、今後もエリア拡大を目指す。

 サンエーの須賀秀人社長は「反響は大きく、移動スーパーは石巻に必要なものだと感じている。販売パートナーと力を合わせ、地域貢献していきたい」と力を込めた。

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