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杏林大と石巻市が連携協定 長期休暇に学生滞在、社会課題学ぶ

オンラインで協定書を交わした大瀧学長(左)と斎藤市長

 石巻市と杏林大(東京)は地域活性化や人材育成で協力する包括連携協定を結んだ。学生が長期休暇期間に市内でフィールドワークに取り組み、交流人口の拡大も図る。

 連携事項に交流・関係人口の創出、まちづくりや地域の産業・文化、健康や福祉に関することなど6項目を盛り込んだ。

 杏林大は本年度、地域課題の解決力を養う新しいカリキュラムを始めた。学生が夏季休暇などを利用して市内に滞在し、住民と交流しながら社会課題を主体的に考え、学ぶ計画。

 協定締結は東日本大震災後、杏林大の教員や学生が同市河北地区を中心にコミュニティー形成などの復興支援活動に取り組んできたことを縁に実現した。

 締結式が3月29日にオンラインで開かれ、斎藤正美市長と大瀧純一学長が協定書に署名した。斎藤市長は「情報発信や研究に連携して取り組むことで、新たな交流人口の創出を図りたい」と述べた。

 大瀧学長は「地域が培った文化を学ぶことは心の発展にもつながる。ともに興味を持ち、学べることを楽しみにしている」と語った。

 杏林大は同日、東松島市とも同様の包括連携協定を結んだ。

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