カタクリ見頃、斜面染める 東松島・大塩
東松島市大塩の清泰寺で、敷地内に群生するカタクリの花が最盛期を迎えた。薄紫色のかれんな花が春風に揺れ、斜面を彩っている。
咲き始めは例年より1週間ほど遅かったが、気温の上昇に合わせて先週末に一気に見頃を迎えた。天候にもよるが、来週中は花を楽しめそうだという。
突然変異の白い花が毎年2、3株確認され、その中で今年は初めて2輪の花を付けた株も見つかった。周囲には桜も植えられ、カタクリに続いて開花が進む。
小池康明副住職(52)は「最近は寒かったり暖かかったりしたが、今年も見事に花が咲いた。3月の地震で緊張や家の片付けで疲れた人もいると思う。花を見て心を癒やしてほしい」と話す。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見学時にはマスクの着用を呼び掛けている。