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児童生徒の学力向上へ 石巻市教委、独自に標準調査実施 年2回

 石巻市教委は、児童生徒の学力向上へ市内の全校全学年を対象とした市独自の標準学力調査を実施する。4月(25~28日)と12月の年2回、国語と算数・数学の調査に着手し、学習の定着状況を把握する。

 タブレット端末を活用したドリル学習も取り入れ、学力の底上げを図る。市教委は「誰一人取り残さず、一人一人の学力を伸ばす」方針だ。

 国の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は小学6年と中学3年が対象。市教委が導入する標準学力調査は、小中それぞれ最後の学年に達するまでの学習の定着状況を確認できる。学校教育課は「学校、子ども、家庭の3者で学習の見直しを共有できる」と説明する。

 1回目の学力調査は小2~中3を対象に前年度の学習内容が出題される。12月は全学年を対象に実施する。識者や校長、授業力の優れた教員らで構成する学力向上推進委員会が結果を分析し、授業の改善に反映させる。

 一人一人に貸与するタブレットも活用。専用のドリル教材の問題を解いて弱点の克服や知識の定着、意欲的な学びにつなげる。

 市教委は学力調査とタブレットのドリル学習とのセットで、全国学力テストの平均正答率で県平均を上回ることを目標にする。

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