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水辺の安全点検、船着き場など28カ所 大型連休前に万全 北上川下流河川事務所

水辺の安全点検をする参加者

 国土交通省北上川下流河川事務所管内の「水辺の安全点検」が14日、石巻市の和渕水辺の楽校であった。ゴールデンウイーク期間中に多くの市民や観光客らが利用する船着き場や公園、河川敷などの安全を確認するのが目的。今回は13日から18日までの日程で東松島市や登米市、大崎市などの計28カ所を回った。

 水辺の楽校では同事務所涌谷出張所の手嶋洋路所長、河南公民館の中野裕平主任主事、楽校管理運営委員会の岩倉伴夫会長ら6人が参加。時折激しい雨が降る中、低水護岸や船着き場、東屋、トイレなどを入念にチェックした。

 護岸近くの「立入禁止」の看板などにも目を光らせる一方、一部で解かれていたロープを結び直すなど危険箇所を再確認した。

 陸上の白楊クラブや地元老人クラブ、町内会など6団体が名を連ねる運営委では、日頃から草刈りやごみ拾いといった環境保全や危険箇所の点検に取り組んでいる。毎年5月には住民約200人が参加し、グラウンドの清掃奉仕活動に励む。

 こうした地道な努力に対し、手嶋所長は「普段からきれいに使っていただき、助かっています」と岩倉会長らに感謝の言葉を述べるとともに「特に危険箇所は見られなかったが、こうした活動を通して改めて共通認識を持つことは大切」と気を引き締めた。

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