岩手、宮城、福島3県を中心に東日本大震災の伝承に取り組む団体・個人の連携組織3・11メモリアルネットワーク(石巻市)は第4回「東日本大震災伝承シンポジウム」を釜石市民ホールで開いた。「未来へ」をテーマに掲げ、伝承活動に携わる若者たちがパネル討論などを展開した。
被災3県の高校生や大学生、社会人の語り部ら約10人が登壇し、3部構成のパネル討論を実施した。第1部で現状や課題、2部で活動を始めたきっかけ、3部では人材育成や今後の展望について意見を交わした。
東松島市野蒜地区で被災し、高校2年の時に語り部になった志野ほのかさん(23)は会社員として働きながら活動する難しさを語った。入社以降の活動頻度は学生時代の半分以下に減ったとし「語り部や防災活動が命を守るために本当に必要という認識が社会に広まってほしい」と訴えた。
昨年8月に経験を語り始めた石巻市の大学生西城楓音さん(19)は第2部で当時の心情を振り返った。「初めて話した時に温かく受け入れてもらって安心できた。気持ちを偽りなく話せる場所づくりが大事だと実感した」と話した。
第3部では「大川伝承の会」の永沼悠斗さん(27)がそれまでの討論を踏まえ「同世代の語り部のネットワークづくりが必要だ。次の世代につなぐことを共通意識として持ちながら、現在の課題をみんなで共有し、解決に向けて取り組んでいきたい」と語った。
シンポジウムは3月20日にあった。冒頭では、釜石市の伝承団体「夢団」に所属する釜石高の生徒が活動状況を発表。東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授による基調講演もあり、1967年の羽越水害を伝える新潟県関川村の祭りや、被爆体験を後世に伝える担い手を育成する広島市の取り組みを紹介した。
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