石巻川開き祭り 3年ぶり開催へ 花火、パレードも
石巻川開き祭りを主催する石巻川開祭実行委員会が、今夏の祭りを開催する方針を固めたことが20日、分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020、21年は中止しており、開催は3年ぶり。日程は8月上旬の2日間で検討している。5月中旬をめどに実行委総会を開いて決定する。
関係者によると、感染症対策のため規模を縮小した上で、花火大会や陸上パレード、孫兵衛船競漕(きょうそう)といった主要行事を実施する。
実行委は専門家の助言を踏まえ感染拡大防止のガイドラインを作成し、対策を講じる。感染状況を踏まえ、7月に開催を最終判断する。
日程は東日本大震災以降7月31日と8月1日で固定してきたが、関係者からは、8月1、2の両日や土日開催を望む声があった。花火大会は中瀬を会場にしてきたが安全面で課題があり、北上川の内海橋~石巻大橋間、震災前の会場だった大橋地区が候補に挙がった。実行委がこれらの意見を踏まえて決定する。
川開き祭りは石巻地方で最大の夏祭り。1916年に始まり、今年で99回目を迎える。新型コロナ感染拡大で20、21年は供養行事のみを実施。昨年は合わせて、市内の小中学校による鼓笛隊パレードの動画を配信した。