閉じる

温泉施設ふたごの湯、入館300万人達成 石巻・道の駅「上品の郷」

浮津駅長(左)と記念のくす玉を割った高橋さん

 石巻市小船越の道の駅「上品の郷」の温泉施設ふたごの湯の入館者が21日、300万人に達し、記念セレモニーが行われた。新型コロナウイルス禍の中、2005年3月の開館から17年で節目の大台を記録した。

 300万人目となったのは東松島市野蒜ケ丘2丁目高橋義光さん(72)。くす玉が割られ、浮津康逸駅長から20枚つづりの施設入館券と、果物、菓子、魚介類の缶詰の詰め合わせが贈られた。

 高橋さんは「週に2回通っているが、300万人目になって驚いている。これからも通い続けたい」と驚きと喜びを語った。

 高橋さんは東日本大震災で東松島市東名地区にあった自宅を失った。避難所で生活する中、初めての入浴が「ふたごの湯」だったという。それ以来、「心身のリフレッシュのために足を運んでいる」と話した。

 ふたごの湯の入館者は10年7月に100万人、15年3月に200万人に達し、18年1月には250万人を超えた。

 コロナ禍で2020年には2カ月の臨時休業を余儀なくされたほか、同年8月から12月中旬までは大規模改修のために休業した。コロナ前は半年に10万人のペースで入館者が増えていたが、コロナ後は以前の半分のペースに落ちていた。それでも昨年3月末に290万人を超え、1年で300万人に届いた。

 浮津駅長は「地域の皆さんから愛される施設をこれからも目指す。感染予防対策に万全を期しているので、ぜひ皆さんのご愛顧をお願いしたい」と話した。

温泉保養施設 ふたごの湯 - 道の駅 上品の郷

関連タグ

最新写真特集