丸森名物満載のゲームアプリ タケノコ、斎理屋敷、肉球… 地域おこし隊が開発

開発したゲームアプリを紹介する橋本さん(左)と浅野さん

 宮城県丸森町の地域おこし協力隊員が、町のIT環境を生かし、地域の魅力を詰めたパズルゲームアプリを開発した。丸森を全国にPRする目的とともに「地方でもITで仕事ができることを子どもたちに知ってほしい」との思いを込めた。

29日無料リリース「ITの可能性感じて」

 パズルゲームアプリ「ぷにっとまるもり」は、大仙市出身の橋本沙耶花さん(34)と涌谷町出身の浅野瑞穂さん(31)が開発した。前職がシステムエンジニアの橋本さんがアプリを設計。広告営業などを経てフリーランスとして活動してきた浅野さんが、デザイン面で協力した。

 ゲームは、ランダムに落ちてくる丸いアイテムを、三つ以上指でなぞって消して高ポイントを目指す。アイテムとして、タケノコや観光スポット「斎理屋敷」、「猫神様」にちなんだ肉球など、丸森のシンボルを登場させた。

 手軽に楽しめつつ遊び過ぎないよう1回60秒間に制限し、競争を促すようなランキングを作らなかった。

 2人がゲームアプリを開発した背景には、丸森町が中山間地にありながら、町全域で光回線が利用できることがあった。「デザインやシステム開発など(場所を問わず仕事をする)ノマドワーカーでも働けると伝えたい」と浅野さん。橋本さんも「丸森でもアプリを作れることを子どもたちが知り、ITを身近に感じてほしい」と話す。

 2020年2月に丸森町に移住した橋本さんはゲームを通じて「魅力的な丸森という町が見つかってほしい」と語り、移住を考えている人らの目に留まることも期待した。

 丸森をフィールドにしたアプリ開発で人材を呼び込み、子どもたちがITに関心を持てば、いずれ町を離れずに働ける-。人口減と若年層流出が続く町の活性化策として、2人はそんな展望を描く。

 アプリは29日、アップルのiOS向けに無料でリリースされる。

アプリのホーム画面

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