デフリンピック陸上で「金」狙う 仙台大職員・佐々木さんが3度目出場

選手団スタッフの妻亜矢子さん(右)と共に、金メダル獲得への意気込みを手話で示した佐々木さん

 仙台大職員の佐々木琢磨さん(28)=仙台市太白区=が、ブラジル・カシアスドスルで5月1日に開幕する聴覚障害者の総合スポーツ大会「デフリンピック」に出場する。3度目となる大舞台で陸上男子100メートルや400メートルリレーなど4種目を走り、悲願の個人金メダル獲得を目指す。

 佐々木さんは18日に宮城県庁を訪れ、遠藤信哉副知事と面会。「100メートルで10秒62の自己ベストを更新し、世界一を取る」と決意を示した。

 昨年8月にポーランドであった世界デフ陸上競技選手権大会の100メートルで、同種目では日本人初のメダルとなる銀メダルを獲得。デフリンピックには2013年以降、2大会連続で出場し、17年は400メートルリレーで優勝を果たした。

 仙台大陸上競技部の名取英二部長(64)は「世界デフ陸上でトップになれず悔しい思いをした分、本人の意気込みは強い。順調に記録が伸び本番に向けて仕上がっている」と期待する。

 五輪やパラリンピックと異なり、デフリンピックの出場選手は渡航費などで多額の自己負担が生じる。日本デフ陸上競技協会はインターネットで支援金を募るクラウドファンディングを実施中。連絡先は事務局045(620)9465。

[デフリンピック] 聴覚障害者による総合スポーツ大会で、4年に1度、夏季・冬季大会が開かれる。第24回夏季ブラジル大会は2021年12月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期された。陸上や水泳、レスリング、柔道など20競技を実施する。「デフ」は聴覚障害を意味する英語で、パラリンピックにデフの競技はない。日本は25年の次期夏季大会の招致を目指している。

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