いざ夏漁 マグロ初水揚げ 石巻魚市場
石巻市の石巻魚市場に26日、夏漁の始まりを告げるマグロ巻き網船が今季初めて入港した。水揚げされたのは1尾20~30キロの生鮮キハダマグロ。大型連休前の入港で幸先のいいスタートを切ったこともあり、市場は活気づいた。
入荷したのは25日に千葉県野島崎南沖周辺で漁獲された16トン。福島漁業(八戸市)の巻き網運搬船「第26惣宝丸」(375トン)からベルトコンベヤーに移され、関係者が重さ別に仕分けた。
キハダマグロは1キロ800円台で取引され、主に刺し身としてスーパーで販売されるほか、ツナ缶の原料などにも使われるという。
石巻魚市場の佐々木茂樹社長は「サイズは小ぶりだが身質はいい。今後は冷凍ものやカツオも入荷するので、今以上に市場がにぎわうだろう」と話した。
漁期は大型連休を除いて8~9月ごろまで続く見込み。