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チューリップ満開、心癒やす 東松島

色とりどりのチューリップを見学する園児ら
通称「しらかし通り」沿いの花壇に植えられたチューリップ

<園児ら散策>

 東松島市小野の私立鳴瀬幼稚園(園児135人)の年長児60人が25日、小野地区にある丁子正明理事長(85)宅のチューリップ畑を見学した。

 満開を迎えたチューリップは約2000株。昨年秋に園児が職員と一緒に球根を植えた。園児たちは畑の中を歩きながら、赤や白、オレンジなどの鮮やかな花びらを観察した。

 門馬礼果(あやか)ちゃん(5)は「みんなで球根をたくさん植えたのは楽しかった。ピンクのチューリップがかわいい」と話した。

 阿部貴子教頭(58)は「鳴瀬桜華小に近いので、卒園生たちも見てくれている。地元の人たちにも季節を感じながら心を癒やすきっかけにしてもらえれば」と語った。

<しらかし通り、1500株>

 東松島市矢本の関の内地区センター前の花壇で、住民らが植えたチューリップが満開になった。赤や黄などの花が行き交う人の目を楽しませ、初めて植えたピンクの花も咲き誇る。

 満開となったのは、センター前の通称「しらかし通り」沿い花壇の約1500株。敷地内を合わせると約4000株あり、住民らが2年に1回植え替える。

 2014年11月、東日本大震災で仮設住宅に住む被災者らに心を癒やしてもらおうと始めた。県共同募金会の助成金と自治会費を活動に充てている。

 ピークは30日ごろまで。関の内三自治会の役員鎌田長治さん(72)は「住民が協力し、今年も見事に咲いた。近所の方にぜひ見てもらいたい」と話す。

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