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大型連休スタート 行楽施設にぎわう 石巻地方

勾玉作りを楽しむ親子=奥松島縄文村歴史資料館
多くの家族連れが楽しんだ「かいけつゾロリ大冒険展」=石ノ森萬画館

 大型連休が29日、スタートした。新型コロナウイルス感染拡大による自粛要請が全国的にない大型連休は3年ぶり。石巻地方でも初日から行楽地や観光施設でイベントがあり、親子連れらでにぎわった。

奥松島縄文村歴史資料館

<縄文体験、親子で挑戦>

 東松島市宮戸の奥松島縄文村歴史資料館では29日、恒例企画「縄文体験・体感WEEK!」が始まった。第1弾は5月1日まで。3~5日に第2弾がある。

 期間中は縄文村ならでは趣向を凝らした企画を日替わりで用意。コハクのアクセサリーや釣り針、イノシシの土鈴、ヤマザクラのストラップ作りなどを体験できる。初日から多くの家族連れのほか、宮戸地区のトレッキングコース「宮城オルレ奥松島コース」の参加者らが訪れた。

 大崎市鳴子温泉の自宅から2時間ほどかけて訪れた主婦高橋佳奈恵さん(32)は、小学5年生の長女(10)と一緒に勾玉(まがたま)づくりに挑戦。長女は「石を削るのが面白くて楽しい。月の形になるように頑張る」と笑顔で話した。

 時間は午前9時半(1、5日は午前10時)~午後3時。1、5日は入館と体験メニューが無料。

奥松島縄文村歴史資料館

石ノ森萬画館

<かいけつゾロリのお宝を探せ>

 石巻市中瀬の石ノ森萬画館では、開催中の特別企画展「かいけつゾロリ大冒険展」を中心に多くの家族連れらが足を運んだ。

 かいけつゾロリは1987年から続く絵本シリーズで、主人公であるキツネのゾロリと子分のイノシシの双子が冒険旅行をし、活躍するストーリー。就学前児童から小学生を中心に高い人気がある。

 シリーズ開始から現在に至る70巻の中から、作者の原ゆたかさんが描いた原画130点やゾロリが集めたお宝が会場のあちこちに配置され、子どもたちは目を輝かせてゾロリの世界を楽しんでいた。

 仙台市の親子連れは「子どもたちが大喜びしており、来て良かった」と笑顔を見せた。萬画館の担当者は「コロナ禍でイベントを自粛する行楽期間が続いたが、今回はお客さんの出足もよく、ほっとしている」と話した。

 企画展は23日に始まり、7月3日まで開かれる。

石ノ森萬画館

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