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こいのぼり、潮風に泳ぐ 女川駅前に70匹

家族連れらの目を楽しませているこいのぼり

 大型連休がスタートした4月29日、JR女川駅前に大小の色鮮やかなこいのぼりが登場し、家族連れや観光客の目を楽しませている。5月15日まで。

 女川町民有志らで組織する「女川裏方一座」などが名を連ねる「こいのぼりプロジェクト委員会」が、子どもたちの健やかな成長を願い、2016年に始まった恒例行事。

 20年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったが、21年に復活。2年連続となった今回は東日本大震災前に町民から町に寄付されたものや、女川第4保育所の子どもたちの手作りこいのぼりを含む70匹が空を泳ぎ、多くの人々を喜ばせている。

 観光で家族4人で女川町を初めて訪れたという山梨県昭和町の主婦は「きれいなこいのぼりが見えたので、小学生の2人の子どもを連れて来ました」と、一緒になって眺めていた。

 芝生広場では、こいのぼりを地面に置いて直接触れられる機会もあり、子どもたちの人気を集めた。委員会の加納純一郎代表は(71)は「子どもたちの成長をみんなで一緒に祝ってもらえればと思う」と話している。

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