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(261)代掻きて山々坐り直しけり/太田 土男(1937年~)

 代掻(しろか)きは田植えの準備です。田の土が掘り返されたところへ水路を開け、でこぼことした土塊と水をどんどん掻き混ぜていきます。すると水の中で土がならされ、粒が均質になり、田は穏やかな水面を湛(たた)えます。鏡のような水田の表面には、雲や木々、遠くの峰々が映り込みます。山々は居住まいを正し、悠然と…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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