石巻・開北町内会、公園にこいのぼり ウクライナの平和願い国旗も
石巻市開北町内会は、地区内にある開北公園にこいのぼり35匹とウクライナ国旗20枚を掲げ、子どもたちの健やかな成長と新型コロナの収束とともに、ロシアの侵攻が続くウクライナの平和に願いを込めた。掲揚は5日まで。
同町内会がこいのぼりを掲げるのは今年で4年目。各家庭で揚げる機会が少なくなったという声を受け、家庭に眠ったままになっているこいのぼりの寄贈を募って始めた。今年は昨年より5匹増えた。
掲揚は4月28日に始めた。その際「ウクライナの平和を祈ろう」という声があり、国旗20枚を手作りした。1日には、地区内の子どもたちが集い、公園の真ん中に設けたこいのぼりの群れの下で笑顔を見せたほか、ウクライナ国旗を集めたコーナーでは「早く戦争が終わればいいね」と友だち同士で言葉を交わした。
開北町内会の木村勝会長(78)は「世界中の子どもたちが笑顔になるようにとの願いを、こいのぼりに込めた」と話す。
町内会館では1日、地区の高齢者でつくる「みどり会」が3年ぶりに集い「お茶っこ会」も開かれた。かつては2カ月に1回開いていたが、長らく中止を余儀なくされた。今回は約25人が集まり、お茶を飲みながら、近況を語り合った。
みどり会の斎藤寛治会長は「感染予防を図りながら、少しずつコロナ禍前のように集い、楽しむ場を増やしていきたい」としている。
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