見学用に無料駐車場　東松島市、松島基地隣へ整備

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　東松島市は航空自衛隊松島基地の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の訓練飛行を見学するファン向けに、無料駐車場を基地近くに整備し、開放を始めた。

　駐車場は同市矢本の基地東側にあり、離着陸する機体を間近で見ることができる。東日本大震災の被災跡地を買い取った市有地約２６００平方メートルを活用。整地して柵を設け、約１００台分のスペースを確保した。県道から出入りしやすくし、入り口には「ブルーインパルス観覧駐車場」と書かれた看板を立てた。事業費は約５００万円。

　ブルーインパルスの訓練飛行には見学や撮影で足を運ぶファンが多く、昨夏の東京五輪・パラリンピックや新型コロナウイルス下で奮闘する医療従事者への感謝を示す飛行などで認知度がさらに高まった。基地周辺に１００台近くの車両が集中する時もあり、農道や私有地に駐車するケースがあった。

　駐車場の利用は４月８日に始まった。市商工観光課の担当者は「訓練には常連の人も新たにファンになった人も多く訪れている。車は駐車場に止め、皆さんに快適に利用してほしい」と話した。