河北抄(5/9):新型コロナウイルス下で初めての行動制限が…

 新型コロナウイルス下で初めての行動制限がない大型連休が終わった。遠方の親族や友人ら懐かしい顔に久しぶりに会えてほっとした人も多かっただろう。

 筆者は、高校の同級生で米国に勤務する親友と3年ぶりに再会した。3回のワクチン接種、米国出国前、日本入国時の2回の検査で陰性証明を受け、入国時待機を免除されての帰省だという。

 「ちょっと前までは2週間から10日の待機期間があった。仕事の都合上そんなに休めるわけないよね」。彼は一人っ子で宮城に両親がいる。父親が昨年病気で入院、母親が老人ホームに入るなど実家には大きな変化があった。「帰りたくとも帰れなかった。本当につらかった」

 知的財産権を扱う米国と日本企業の橋渡しの仕事をする。「この2年、日本の顧客とのやりとりは全てメールや電話、リモート会議。でも、相手の本音を探るには、直接会うのが一番。こんなふうにね」。杯を傾けながら笑顔を見せた。

 世界的な大流行はいつ下火に向かうのか。彼のためにも外国と自由に往来できる日が一日も早く戻ることを願いたい。

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