<入試のツボ>日々の積み重ね大切/共通選抜と特色選抜

 宮城県の公立高入試は「共通選抜」と「特色選抜」という2通りの方法で合否を決める。

 共通選抜は調査書点と学力検査点だけで合格者を選抜する。高校ごとにその比重に差はあっても、基本的には3年間積み重ねた調査書点と当日の試験の点数の合計で合否が決まる。

 特色選抜でも、合格者を選ぶ基礎になるのは調査書点と学力検査点だ。ただ「特色」の名が示すように、高校や学科ごとのカラーが出る。いくつか例を取り上げてみたい。

 実技を重視する学科は特色選抜の入学定員枠が大きい。宮城野の美術科は2022年度入試で、調査書点と学力検査点に加え100点分の実技が課された。

 22年度入試で新設された宮城一の国際探究科・理数探究科では、特色選抜で調査書点が2倍にされたのは国語、数学、英語のみで、多くの高校で調査書点が2倍になる実技4教科と理科、社会はそのままの点数が用いられた。一方、5教科の学力検査点は2倍にされて1000点満点となり、学力重視が際立った。

 調査書の記載事項を各高校が定める「求める生徒像」に照らして合否を決めるのも特色選抜の特徴だが、多くの学校は共通選抜の枠が大きく、特色選抜での合格者はかなり少ない。

 来年3月の23年度入試に関する各公立高校の「求める生徒像・選抜方法」が間もなく公表される。志望校に合格するには、自分の持ち点となる調査書点と本番の学力検査点を高め切るための日々の積み重ねが、何よりも重要であることに変わりはない。入試間際になってからではなく毎日の努力を大切にしよう。 (河合塾NEXT本町中学専門館・進藤誠)

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