東日本大震災後の石巻市の10年間をカメラで定点観測した写真集「石巻市定点撮影2011-2021」が市民の関心を集めている。震災から復興に向かって街や地域の形が変化してゆく姿を写真で収めた貴重な記録だ。
撮影したのはフリーランスの写真家斎藤大輔さん(39)=東京都=。東京生まれの斎藤さんが11年3月11日に発生した震災の惨状を目にして「自分にできることはないか」と考えた結果、取り組んだのが被災地の石巻市に足を運んで定期的に写真撮影する定点観測だった。本書は15年に出版した写真集「石巻市定点撮影2011/2015」に続く第2弾。
門脇や南浜、中瀬、立町や中央、住吉、湊町や魚町など北上川河口周辺部37カ所で11年、16年、21年と5年おきに撮影した定点写真111点を詳細なキャプション(日本語と英語併記)と共に収録している。
例えば同じ中央2丁目の場所を撮影した写真には(1)道路の端に高く積み上げられた瓦礫(がれき)(2)片付けられた跡(3)整備された街並み-と、時間と共に変容する街の光景が捉えられている。
斎藤さんは「かつて存在していたものが消失し、新しい風景が生成してゆく過程を写真で記録し、思い見ることで震災と復興について、より多角的に把握することができるのはないだろうか」と指摘。その上で「人と都市のありようについて再考する契機になれば幸い」と願う。
グラフィカ編集室発行。B5判、176ページ。モノクロ・ダブルトーン印刷。定価2000円(税別)。
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