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石巻市議選 学生ら、期待込め一票 石巻専修大に期日前投票所

期日前投票をする石巻専修大の学生

 任期満了に伴う石巻市議選(22日投開票)の期日前投票所が18日、同市南境の石巻専修大にも開設され、地域住民や大学関係者、学生が投票に訪れた。

 若者の低投票率が各選挙の課題となっている中、石巻専大への期日前投票所の設置は学生に選挙に関心を持ってもらい、投票につなげる狙いもある。

 授業の合間に投票した同大人間学部人間教育学科2年の佐々木郁哉さん(19)=石巻市北村=は「若い人が高校や大学を卒業した後に就職のため石巻市を離れるのを止める政策が急務だ。議会の場でしっかり議論してほしい」と訴えた。

 市議選(定数30)には現職25人、元議員2人、新人16人の計43人が立候補している。

 

私の一票

■漁業者支援願う 遠藤貴彦さん(45)=漁業、石巻市北上町十三浜
 ワカメやコンブの養殖をしている。東日本大震災や地球温暖化などで海況が変化し、漁業者を取り巻く環境は厳しさを増している。特に磯焼け問題は深刻で、対策へのバックアップをお願いしたい。 
 若い世代が漁業をしたいと思える環境でなければ、半島部の少子高齢化は進むばかりだ。地域に目を配り、力を発揮してくれる人を選びたい。

■交通不便の解消を 吉田ふみさん(89)=無職、石巻市成田小塚
 生活への不満はおおむねないが、交通が不便だと感じる。バスの本数が少なく、住んでいる地区からバス停までの距離も高齢者には移動が厳しい。バスを利用する人の実態を踏まえた運営をしてほしい。 
 ドライバーの問題なのか、道路整備の問題なのか、道を歩いていてひかれそうになることも多い。子どもや高齢者の安全につながる施策を考えてほしい。

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