宮城水産高、新造小型船「みさご」で実習 多様な沿岸漁に対応

実習船の前で釣果を披露する生徒

 3月に完成した宮城水産高の小型実習船「みさご」(16トン)による乗船実習が24日、金華山沖であった。航海技術類型2年と専攻科航海2年の合わせて11人が乗船した。渡波港を出港して、金華山沖と田代島周辺で3時間にわたり釣り実習をした。釣り上げられたのはカレイとサバ主体で、鮮度保持をして持ち帰り、後日調理して味わった。

 航海技術類型2年の千葉音希さん(16)と田村春樹さん(16)は「船での釣りは最高に気持ちが良かった。将来は漁業に携わりたい」と意欲を語った。

 新造船は繊維強化プラスチック(FRP)製で、定員は20人。2代目が航海士の育成に特化した船だったのに対し、初代と同じくさまざまな沿岸漁が学べる。サバ、カレイやヒラメ、イカなどの釣り、カニかご、トロール漁などの実習ができる。

 新船は最新装備を多く導入。タッチパネル式の情報共有モニター航海計器、高鮮度活魚倉などがある。

 船長の木村匡志実習教諭は「今の高校生は幼少期に東日本大震災があり、学童期に釣りなど海に親しむ活動が少なかった子が多い。海に慣れ、親しみ、将来の海の男を育てるためにも、さまざまな実習にフルに活用していく」と話した。

 今後も金華山沖を中心にした県沿岸部で、航海、漁労に加え、海洋生物や海洋観測の調査、ダイビング技能取得など、同校生徒の幅広い実習に利用する。

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