高校生ら声優体験　スネ夫役の関さん、感情の込め方など助言　石巻

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　アニメ「ドラえもん」の骨川スネ夫役を演じ、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などにも出演する人気声優、関智一さんによる声優体験教室が５月２１日、石巻市中央２丁目の旧石巻市復興まちづくり情報交流館であった。

　同市中瀬の石ノ森萬画館が主催し、県内在住の高校生ら約２０人が参加した。トークショーと映像に合わせて声を収録するアフレコ体験が行われ、質問コーナーもあった。

　アフレコ体験では、参加者にそれぞれ配役が割り振られ、萬画館で上映されている短編映画「消えた赤ずきんちゃん」などのアフレコに挑戦。関さんと、関さんが座長を務める「劇団ヘロヘロＱカムパニー」の劇団員２人が見本を見せた。

　関さんは場面やキャラクターの特徴を説明しながら、せりふを言うタイミングや声の出し方、感情の込め方などを一人一人にアドバイス。体験教室の最後に、「みんなの好きなキャラクターは自分の力を信じて頑張っていくと思う。その姿を見習ってはつらつと元気いっぱいお芝居してほしい」と語った。

　参加した石巻市桜坂高２年の高橋愛遥（あいか）さん（１６）は「将来声に関わる仕事がしたくて参加した。関さんの声を生で聴けてうれしかったし、アフレコも良い経験になった」と笑顔だった。