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優しい音色、客席つつむ 国際ソロプチミスト石巻サン・ファン25周年記念コンサート

客席に囲まれたステージで演奏を披露する杉元さん(中央)と友清さん

 国際ソロプチミスト石巻サン・ファンは5月29日、認証25周年を記念した第19回チャリティーコンサート「やさしい風につつまれて」を石巻グランドホテルで開いた。東松島市出身のピアニスト杉元太さんとバイオリニスト友清麻樹子さんが出演し、表情豊かな音色で聴衆を魅了した。

 約250人が来場した。阿部容子会長は、「会員一同、新型コロナウイルスの感染防止に力を注ぎ、心を込めて準備した。お二人の素晴らしい演奏を聴いてほしい」とあいさつした。

 会場は杉元さんの提案で小さなステージを囲むように客席が配置された。杉元さんらはピアノソロやデュオで、モーツァルト「バイオリンソナタ」やショパン「ノクターン」、ストラビンスキー「イタリア組曲」などを披露。アンコールを含む7曲を奏でた。

 石巻市丸井戸の70代主婦は「東松島市矢本出身なので、杉元さんの演奏が楽しみだった。とてもすばらしくて感動した」と話した。

 新型コロナの影響でコンサートは2年ぶり。演奏に先立ち、石巻、東松島、女川3市町の社会福祉協議会に入場料の一部を贈った。

 コンサートには、ウクライナ出身で石巻市に住むシェプノフ・ヴィタリイさんと妻、ロシアによる軍事侵攻を受けてウクライナから市内に避難してきた母と祖母を招待した。石巻サン・ファンは会場で募金を呼びかけ、寄せられた4万8600円を6月3日にヴィタリイさんに届けた。

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