東北社会人サッカーリーグ1部 コバルトーレ女川、ホーム初戦圧勝
東北社会人サッカーリーグ1部のコバルトーレ女川は第3節の5日、女川町清水2丁目の女川スタジアムでFCプリメーロ(郡山市)と対戦し、6-0で快勝した。ホーム初戦を飾り、開幕3連勝とした。
コバルトーレは立ち上がりから主導権を握った。前半8分に相手オウンゴールで先制し、後半に入ると攻撃陣が躍動。7分にFW西山敢太選手が2点目を蹴り込み、その後もFW野口龍也選手とFW吉田圭選手のヘディングなどで計6点を挙げた。
試合後、MF黒田涼太主将は「観客席とグラウンドが近く、応援で勇気をもらった。結果を残し女川に恩返しをしたい」と語った。
中村雅昭監督は「(今後も)90分間ハードワークを続け、JFL(日本フットボールリーグ)昇格を果たしたい」と述べた。
女川スタジアムは、東日本震災時に災害公営住宅を建設するため解体、撤去された旧町陸上競技場の代替施設として整備され、昨年3月に完成した。コバルトーレがホーム戦で利用するのは今回が初めて。
スタジアムには510人が来場した。同じ会社で働く石巻市鹿妻の本道米子さん(62)と同市のぞみ野5丁目の武田恵美子さん(67)は「女川でのホーム戦で、地元を元気にし活性化させてくれるよう期待している。JFL昇格に向けて活躍してほしい」と話した。