宮城の参院選、ユーチューブで解説 仙台のNPO「理解深めるきっかけに」

「メディアージ」密着取材(1)

 インターネットを通じて選挙情報の発信に取り組むNPO法人メディアージ(仙台市)が、22日公示、7月10日投開票が有力な参院選の宮城選挙区(改選数1)について、有権者に分かりやすく情勢を伝えようと、動画投稿サイト「ユーチューブ」でネット番組を配信している。常務理事の漆田義孝さん(39)は「誰でも政治や選挙を自由に語っていい、というのがわれわれの思い。番組を見た後、候補者を調べるなどして理解を深めてもらえるといい」と呼び掛ける。

参院選宮城選挙区の情勢について自由に語り合う(左から)池さん、由佐さん、漆田さん=6月4日、仙台市青葉区北目町

 番組タイトルは「宮城の参院選を解説! まつりごと~政治を身近にするインターネット番組」。メディアージの大矢中子理事長(49)と漆田常務理事、由佐充彦理事(31)、池亨顧問(45)の4人が青葉区北目町の事務所を主会場にオンライン併用で参院選宮城選挙区の現状を語り合った。

 今回の争点について、池さんは「憲法や防衛と言う人もいれば、値上げラッシュが続く経済を挙げる人もいる。あまり煮詰められていないまま走り出してしまったという感じがする」との見方を示した。

 大矢さんは「参院選は政権選択選挙でなく、政治の構成図が大きく変わることもあまり起こらない。国民的な関心や投票率は上がりづらい」と指摘した。

 このほか、宮城選挙区で立候補を表明している自民党現職の桜井充氏(66)、立憲民主党新人の小畑仁子(きみこ)氏(44)、日本維新の会新人の平井みどり氏(67)、NHK党新人の中江友哉氏(30)、政治団体「参政党」新人のローレンス綾子氏(52)の5人について、フリートークを展開した。

メディアージが配信した番組はこちら
番組での主なやりとり

 メディアージは今回の参院選宮城選挙区で、候補者インタビューや街頭演説の動画を公開したり、所定の質問に応えると候補者との意見の一致度が分かる投票補助サービス「ボートマッチ」を実施したりする予定。漆田さんは「有権者のためになる情報を発信していきたい」と意気込む。

 河北新報社編集局コンテンツセンターは今回の参院選で、インターネットを活用した選挙情報の発信に力を入れるNPO法人メディアージ(仙台市)を密着取材します。各種選挙で低投票率が相次ぐ中、報道機関とは異なる手法で政治を身近に感じてもらおうと奮闘する様子を伝え、今どきの有権者に響く情報発信の在り方を一緒に考えていきます。

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