参院選宮城 与野党3氏、仙台中心部で同時間に前哨戦

(左)聴衆に手を振る桜井氏=4日午後1時10分ごろ、(中央)子育て支援の充実を訴えた小畑氏=4日午後1時40分ごろ、(右)身を切る改革を主張した平井氏=4日午後1時25分ごろ

 22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選の宮城選挙区(改選数1)で、自民党、立憲民主党、日本維新の会の立候補予定者3人が4日、同じ時間帯に仙台市の繁華街に立った。15日の国会会期末が近づき、与野党の対決ムードが高まる中、3人は選挙戦さながらの舌戦を繰り広げた。

桜井氏、自公連立の実績強調

 自民現職の桜井充氏(66)は午後1時ごろ、青葉区の藤崎ファーストタワー館前であった公明党県本部の街頭演説会に駆け付けた。

 県本部によると、集まった聴衆は約600人。公明の推薦を得た桜井氏は新型コロナウイルス禍などに触れ「国難の時には政治の安定が重要だ」と自公連立政権の実績を強調。「経済や食糧、エネルギーが自ら賄える自立できる国家を目指したい」と訴えた。

 マイクを握った公明県本部の庄子賢一代表(衆院比例東北)も「安定をもたらす政治か不安定になるリスクか。これが参院選の争点だ」と畳みかけた。

小畑氏、教育費の無償化を

 立民新人の小畑仁子(きみこ)氏(44)は午後1時半過ぎ、青葉区一番町3丁目のアーケード街で泉健太代表と並んだ。

 小畑氏は4男4女を育てる親の立場から、仕事と育児の両立に向けた支援の必要性を主張。家計に余裕がなく長男が私立高への進学を諦めたエピソードを紹介し「わが家の給食費は年間で約26万円もかかる。重くのしかかる教育費を何とか無償化したい」と訴えた。

 岸田政権の物価高騰対策を批判した泉氏も「教育無償化がなぜ必要か、心の底から分かっているのがビッグマミーの小畑さんだ」と声を張り上げた。

平井氏、身を切る改革訴え

 維新新人の平井みどり氏(67)は午後1時20分ごろ、青葉区の仙台フォーラス前で、県組織「宮城維新の会」の早坂敦代表(衆院比例東北)と街頭演説に臨んだ。

 「維新は身を切る改革を掲げている」と切り出した平井氏は「聞こえがいいことばかり言うのが今の政治の在り方だ。それを改めていくために主婦経験などを生かしたい」と聴衆に呼びかけた。

 早坂氏は演説で「これまでの参院選の選択肢は自民か、立民・共産の二つしかなかったが、今回はもう一つ、維新を選ぶことができる」とアピールした。

 平井氏は演説の前、通りかかった桜井氏と遭遇。旧民主党出身の2人。「こんなところで会うなんて奇遇だね」などと名刺交換し、健闘を誓った。

 宮城選挙区では他に、NHK党新人の中江友哉氏(30)が立候補を予定する。

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