<東北の本棚>死者の魂を美しく彩る
死神の絵の具 長谷川馨 著
人々の臨終に立ち会い、その魂をあの世へ導く者を「死神(しにがみ)」と呼ぶ。死神が紡ぐファンタジーは、人生のはかなさと美しさを教えてくれる。
人生を見届ける対価として、死神は好きなものを死者から譲り受ける。主人公の死神「僕」が手にするのは、死者の魂の「最も美しい部分」。魂の
死神の絵の具 長谷川馨 著
人々の臨終に立ち会い、その魂をあの世へ導く者を「死神(しにがみ)」と呼ぶ。死神が紡ぐファンタジーは、人生のはかなさと美しさを教えてくれる。
人生を見届ける対価として、死神は好きなものを死者から譲り受ける。主人公の死神「僕」が手にするのは、死者の魂の「最も美しい部分」。魂の