閉じる

しょくば拝見>飲食業 麺屋てっぺん(石巻市茜平)

チームワークが自慢のスタッフ

<味こだわるも、お客第一>

 店に入る。スタッフ全員が笑顔で「いらっしゃいませ!」。大きな声で出迎える。楽しい食事をしてほしい-との気持ちが伝わる。店を出るときも明るく元気いっぱいに感謝を伝える。

 森俊裕店長(51)と妻の博子さん(48)が店を構えて2年8カ月になろうとしている。コロナ下、スタッフ全員で常に前を向いて歩んできた。ウイズ・コロナの時代となり、人気店として以前の活気が戻った。

 森店長は「スタッフ全員が『お客さん第一』『店の雰囲気を大事にする』の二つを毎日心掛け仕事をしている」と話す。

 森店長をはじめ、古里の石巻に根差したスタッフが、地元の人たちに愛される店を目指している。味、接客で向上心を持ち続ける。味にはとことんこだわるが頑迷ではない。麺の硬さ、具材トッピングなど、客の要望には味に悪い影響が出ないと森店長が判断した場合、極力応じる。サービス精神が最優先だ。

 店に入って気が付くのは、来店客が食事をするホールや調理室まで隅々まで掃除が行き届いていることだ。ホール責任者の女性スタッフ(38)は「きれいな店は当然なこと」と語る。調理に油脂類を多く使うラーメン店は、こまめで丁寧な清掃がなければ、ぴかぴかな店内を保つことは簡単なことではない。

 顧客に高齢者も多い。家庭的な雰囲気が口コミで広がった。これからは行楽客の来店も増える。「石巻で『てっぺん』の店」を合言葉にフル回転の日々が続く。

■店舗概要
 2019年10月25日に開店。スタッフはアルバイトも含め9人(繁忙期には10人以上)。水曜定休。営業は平日は「昼の部」午前11時~午後3時。土日は「夜の部」(午後5~7時)もある。森店長は石巻市中央2丁目の老舗「そば処もりや」の長男。ラーメン好きが高じ、石巻地方で1番の店を目指す心意気を「てっぺん」という店名に込めた。石巻市茜平5丁目7の7。0225(96)3301。

麺屋てっぺん

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ