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参院選公示・宮城選挙区 5氏が立候補 物価高対策などで論戦

 第26回参院選が22日公示された。宮城選挙区(改選数1)は政治団体「参政党」新人のローレンス綾子氏(52)、自民党現職の桜井充氏(66)=公明党推薦=、立憲民主党新人の小畑仁子(きみこ)氏(44)、日本維新の会新人の平井みどり氏(67)、NHK党新人の中江友哉氏(30)の5人が立候補した。ロシアのウクライナ侵攻などによる物価高騰対策や安全保障政策などを争点に7月10日の投開票まで論戦が繰り広げられる。

◇参院選宮城選挙区立候補者(1-5) 
 ローレンス綾子52 参政党員   諸新  
 桜井  充  66 医師     自現(4)(公推) 
 小畑 仁子  44 元県議    立新 
 平井みどり  67 元仙台市議  維新 
 中江 友哉  30 政治団体役員 N新 

 宮城選挙区は5選を目指す桜井氏に小畑氏と平井氏が挑む事実上の三つどもえの構図となった。

 石巻地方入りした桜井氏は東松島市役所前で演説し、東日本大震災時にグループ化補助金制度の創設に携わった実績をアピール。ウクライナ情勢に絡んで経済安全保障の重要性を説き「自立できる国家をつくるべきだ。政権与党にしかできない」と訴えた。

 小畑氏は仙台市中心部で第一声を上げた。物価高の影響に触れ「周囲は困った人だらけ。4男4女を育てる私もその一人だ」と強調。高校卒業までの児童手当延長と給食無償化の実現を掲げ「20年の看護師経験を生かし、命と暮らしを守る政治にする」と語った。

 平井氏は同市青葉区の事務所近くで遊説をスタートした。「日本は今、足元がぐらついている。コロナ禍で経済の弱さが分かった。即効性のある消費税減税をやらないといけない」と主張。「しがらみのない私が身を切る改革、捨て身の改革をやる」と力を込めた。

 ローレンス氏は同市宮城野区の事務所前で第一声。「子どもたちに自由で安全な国を残すため政治に声を届ける」と決意を語った。

 中江氏は同市青葉区のNHK仙台放送局前でマイクを握り「NHKのスクランブル化が最優先だ」と主張した。

 21日現在の県内有権者数は192万6265人。期日前投票は23日からで、石巻市は市役所や各総合支所、支所のほか、期間後半にはイオンモール石巻や石巻専修大にも投票所を設ける。東松島市は市役所南庁舎と鳴瀬保健相談センター、女川町は町役場に開設する。

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