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大麦初検査 1等は23トン いしのまき農協、水分量などチェック

大麦の水分量を入念にチェックする検査員

 いしのまき農協恒例の2022年産大麦の初検査が22日、石巻市高木の石巻大豆センターであった。

 この日検査で持ち込まれたのは、稲井地区の5団体が収穫した「ホワイトファイバー」105トン。21年は「シュンライ」も作付けしていたが、より収量の多い「ホワイトファイバー」にシフトした。

 農協の亀山宏道米穀課長や、石巻営農センターの今野朝夫センター長代理ら検査員が粒の大きさや水分量、実の詰まり具合など7項目を入念にチェックし、等級の格付けをした。

 最高の1等は23トン、2等は82トンで、規格外はなかったという。4月29日に石巻地方では30年ぶりの雪が降り、収穫時期も数日遅れ気味で大麦の成長が心配されたものの、品質には影響はなかった様子。

 生産者の一人である水沼ファームの中沢清志代表(70)は「雪の影響もない上、梅雨入り後も雨は降らず順調で平年並み」と話していた。

 この日は河北地区でも検査があり、4団体がホワイトファイバー、ミノリムギ、シュンライを持ち込んだ。検査は管内で7月中旬まで行われる見込み。

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