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人材の育成に 宮城ヤンマー「若者ゆめ基金」、今年も3高校へ寄付

浅野社長(左)から寄付金を受け取る3校長

 将来の石巻地方を担う高校生の人材育成に力を入れている宮城ヤンマー(石巻市松並町1丁目)の「若者ゆめ基金」の第3回寄付金贈呈式が20日、同社であった。石巻商、宮城水産、石巻工の3高校に50万円ずつ、計150万円が贈られた。

 浅野文孝社長は「石巻地域のみならず、宮城、東北を世界にアピールできる技術、技能を持つ人材の育成に役立ててほしい」とあいさつ。石巻商の斎藤文弘校長、宮城水産の瀧田雅樹校長、石巻工の渡辺重夫校長にそれぞれ寄付金を手渡した。

 代表して渡辺校長が「3校とも、将来に夢をはせ、地域産業の発展に貢献できる人材育成を進めている。物品購入など有意義に活用したい」と感謝した。

 宮城ヤンマーの「若者ゆめ基金」は石巻地方の産業を支える技能、技術を持つ産業人の育成に尽力してきた3校に対し、今後も高いレベルでの専門教育と高度な資格取得などへの期待を込めておととし設立した。

 1928年創業の同社は今春、石巻工、石巻商卒業の3人を含む新卒者5人と中途採用2人の7人を新規雇用した。基金は今後も継続する考えだ。