草の根選挙で現職下す(7完)2019年 <プレーバック参院選みやぎ>

当選確実となり、クラッカーで祝福される石垣=2019年7月22日未明

 2019年(7月4日公示、21日投開票)は、宮城選挙区が1人区となり2度目の選挙。立憲民主党新人の石垣のり子が、4選を狙う自民党現職の愛知治郎に競り勝ち、初当選した。得票率は1・22ポイント差。野党共闘の草の根選挙と、巨大与党の組織戦が激突した。

 石垣は地元ラジオ局のアナウンサーだった知名度を生かし、無党派層に浸透した。安倍政権の政策を強く批判、対立軸を鮮明にする戦略も奏功した。立民の選挙公約「消費税増税凍結」より踏み込んだ「消費税ゼロ」を訴え、注目された。

 自民は宮城で16年に続き党現職が敗北し、参院選挙区の議席を失った。首相安倍晋三、官房長官菅義偉ら大物が続々と応援に入ったものの、愛知は最後まで波に乗れなかった。蔵相を務めた祖父の故揆一の代から引き継いだ後援会組織も、高齢化に対応しきれなかった。

 開票作業では仙台市選管が石垣と愛知の得票を222票誤って確定させるミスがあった。宮城の選管最終は22日午前7時19分。全国45選挙区で最も遅かった。
(敬称略)

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